文曲は魂そのもの・・・天同と向心力Dが導く“法身の修行”

先天星の昌曲左右の四星と、丙、戊、己、辛、壬の五蘊天干との関係を陳老師から学び、これまで以上に命盤の深読みができるようになりました。

とくに前世からどのような役割、使命、因縁を持って来たのか、そして今世において魂の浄化、昇華のためにどのような人と関わりをもって何を為すべきか?

ということが、以前にも増して明瞭になりました。

きょうは先天星を間違いなく解釈することは、とても大切だということを私の命盤を例にお伝えしたいと思います。

さて、私の命盤では、遷移宮に天同Aと文曲が同宮。
さらに、己の宮の命宮からその文曲に向心力Dが付きます。

この配置から読み取れる私の「魂の学びと果報」の意味を、簡潔にまとめてみました。

1. 文曲は「魂の本体」=法身
文曲は、前世の功徳によって得た魂そのものの結晶。

今世における精神性・芸術性・智慧・慈悲と深く関わる星。


2. 遷移宮に文曲+天同A(生年化禄)
遷移宮=魂の旅路、異次元との関わりを示す場所。

そこに天同(癒し・包容)
と文曲が同座すると:
➔魂は「人を癒し導く」としての使命を持ち、
➔教化・宗教・芸術・精神的奉仕を通じて徳果を得る命格。


3. 命宮から文曲への向心力D(化忌)
自分の本質(命宮)から、魂そのものである文曲へと因縁(化忌)が集中。

これは「魂の試練・カルマの清算が魂自身に課されている」ことを意味する。
とくにD(化忌)は、田宅宮の廉貞Dをみて、家系的なもの、不動産に関わるもの、また妻に関することと特定することができます。


4. 総合すると・・・
この命格は、

「魂が過去世からの果報(文曲)を携えて今生を歩むが、その果報を活かすには、深い試練と自らの因縁と向き合う必要がある」

ということです。

教え、癒し、芸術・精神的奉仕などを通して、魂そのものを洗練させ、法身としての完成を目指す旅。
それが、私の命盤に刻まれた方向性です。

いかがですか?

これまでも、命宮からの向心力Dは冲命宮となり、”厳しい” とは思っていたのですが、その理由をはっきりと認識できました。

また、これが進化占星学でみた私の2ハウス・蠍座のドラゴンヘッドと、8ハウス・牡牛座のドラゴンテイルが冥王星とTスクエアの象意とほぼ同じ意味だったと悟りました。

遷移宮と命宮の関係だけで、このような魂の本質的なことがわかる!

先天星の解釈はとても重要だと思っています。

【参考】
文昌も魂を表わすことは、これまでも度々述べてきました。
文曲でいう魂と文昌のそれとの違いを以下に記しておきます。

GoogleのNotebookLMで対話形式の音声ブログにしました。
紫微斗数の専門用語で、不適切な言い方になっているものもありますが、「対話形式」でブログの内容を伝えてくれるのは、思考の整理になって利用価値はあると思います。

占風鐸・オンラインスクール
https://online.e-suimei.com/
主宰 田中宏明

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この記事を書いた人

田中 宏明のアバター 田中 宏明 占風鐸・オンラインスクール 主宰

大阪生まれ。関西大学工学部卒。著書「欽天四化紫微斗数の世界」はじめ他に3冊出版(https://www.amazon.co.jp/dp/B09JWYY8PB/)。大正3年創業の家業の四代目社長として約25年間会社経営に携わる。2015年に経営者から個人事業主になり、主に欽天四化紫微斗数、八字の占術家となる。座右の銘「終身学、以修徳」。

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