自化=パラレルワールドの分岐点

〜欽天四化紫微斗数で読む、もうひとつの人生の選び方〜

私たちの人生は、ひとつの一本道ではありません。
物理学やスピリチュアルの世界では、「この瞬間にも無数のパラレルワールドが存在し、その中から私たちはひとつを選んで生きている」と言われます。

欽天四化紫微斗数の命盤を読み解くとき、このパラレルワールドの考え方と深く響き合う部分があります。
それが 「自化(離心力)」 です。


自化とは何か?

紫微斗数における自化は、その宮が持つ本来の意味や安定を離れ、別の方向へと動き出す力です。
まるで、予定されていた人生のルートから外れて、新たな道筋を歩み始めるような作用があります。

たとえば——

  • 命宮の自化は、自分の価値観や生き方を大きく変えるきっかけとなる
  • 夫妻宮の自化は、結婚生活やパートナーとの関係の軌道修正を促す
  • 財帛宮や官禄宮の自化は、仕事や収入源の大きな変化を呼び込む

この変化は、外的要因だけでなく、内面の決断によっても起こります。


自化は分岐点

パラレルワールド的に見れば、自化が現れたタイミングは、「別の可能性の人生」へと踏み出せる分岐点 です。
ただし、それは必ずしも完全に自由な選択ではありません。

命盤の中で——

  • その自化が どの生年四化と結びついているか
  • 向心力や串聯の関係 がどうなっているか
    によって、進める方向や分岐先の質はあらかじめ決まっているのです。

分岐の具体例

たとえば、命宮の自化→Dが財帛宮の生年Dと関係している場合。
これは、自分の価値観や生き方の変化が、直接「お金」「収入源」「資産の使い方」に影響することを意味します。

ある人は、長年勤めた安定した職を辞め、独立起業の道を選びました。
別の人は、これまでの節約志向を手放し、学びや体験に大きく投資するようになりました。
どちらも「お金との関わり方」を変える分岐ですが、その背景には「自分はどう生きたいのか」という命宮のテーマがあります。

この分岐が起こるとき、元いた世界線では得られなかった人脈や経験、人生の景色が広がります。
しかし同時に、元の道では起こらなかった挑戦やリスクも引き受けることになるのです。


共業としての分岐

さらに、自化が串聯している場合は、自分ひとりの問題ではなくなります。
配偶者、家族、子供、仲間……そうした「縁ある人々」も一緒に、その分岐のルートに巻き込まれることになります。
まさにカルマの糸が、新しい世界線を選び取る瞬間です。


自化を味方にする

自化は一見、不安定さや離別をもたらすように見えます。
しかし、その本質は「変化によって、別の可能性を経験すること」にあります。
もし、いまの道に息苦しさを感じているなら、自化の象意を読み解き、そこから開ける新しいパラレルワールドを選んでみるのも良いでしょう。

命盤は、未来をひとつに決めつける地図ではありません。
むしろ、あなたがどの世界線を歩むかを選び取るための羅針盤 なのです。

最後に

欽天四化紫微斗数のロジックでは、離心力の自化はすべて凶とされます。

しかし、それはいままでの地の時代のセオリー。

すでに風の時代となり、天縄文理論の皇の時代に入ったこれからは、このセオリーに縛られることはないと思っています。


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この記事を書いた人

田中 宏明のアバター 田中 宏明 占風鐸・オンラインスクール 主宰

大阪生まれ。関西大学工学部卒。著書「欽天四化紫微斗数の世界」はじめ他に3冊出版(https://www.amazon.co.jp/dp/B09JWYY8PB/)。大正3年創業の家業の四代目社長として約25年間会社経営に携わる。2015年に経営者から個人事業主になり、主に欽天四化紫微斗数、八字の占術家となる。座右の銘「終身学、以修徳」。

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